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フィニアスとファーブ
Phineas and Ferb
ジャンル
フォーマット アニメコメディ、ミュージカル
製作者 ジェフ・“スワンピー”・マーシュ
ダン・ポベンマイヤー
監督
クリエイティブ・ディレクター
出演者 ヴィンセント・マーテラ
トーマス・サングスター
アシュレイ・ティスデイル
アリソン・ストーナー
ディー・ブラッドリー・ベイカー
ダン・ポベンマイヤー
ミッチェル・ムッソ
キャロライン・レア
リチャード・オブライエン
ジェフ・“スワンピー”・マーシュ
オリヴィア・オルソン
タイラー・アレクサンダー・マン
モーリク・パンチョリー
ボビー・ゲイラー
声の出演
音楽
オープニングテーマ 今日はきっと最高になるよ!
-ボウリング・フォー・スープ
シーズン数
話数 218
製造
製作総指揮 ダン・ポベンマイヤー
ジェフ・“スワンピー”・マーシュ
ナターシャ・コップ
制作
放送時間 11分、22分。(一部のスペシャルが長い)
会社
放送
放送局 ディズニー・チャンネル(2007 - 2015)
Dlife(2012年3月17日)
映像
音声
初回
外部リンク
公式ウェブサイト

フィニアスとファーブ』(原題:Phineas and Ferb)は米ディズニー・チャンネルオリジナルアニメである。全米は2007年8月17日から、日本は2008年2月1日からディズニー・チャンネルで、2012年3月19日からはDlifeで放送中である。世界167カ国、35の言語で放送されており、約3億7千万人が視聴している。現在ではディズニー公式サイトにあるディズニー動画やニコニコ動画の「フィニアスとファーブチャンネル」などで見る事も出来る。一部のファンの間では、「フィニファ」、「PAF」と略されて呼ばれることもある。

あらすじ 編集

フィニアスとファーブの義兄弟の2人は夏休みを楽しむために、色々な遊びや疑問の解決、冒険をしようとタイムマシンや潜水艦などの発明品を作る。しかしフィニアスの姉キャンディスはそれを人騒がせなイタズラと思い込んでいて、母リンダに告げ口しようとする。しかし両親はフィニアスとファーブが発明品を使用している際いつも外出しており、キャンディスが電話で告げ口しようとしても、実際に見たことが無いため信じない。物語終盤の両親が帰宅する頃には、後述のペリーとドゥーフェンシュマーツの戦闘の影響や、偶然の重なりで毎回それらの発明品は跡形もなく消えてしまう。

さらに、フィニアスとファーブのペットであるカモノハシペリーは、実はエージェントPというエージェントであり、ドゥーフェンシュマーツ博士の悪事を阻止するエピソードが同時進行で進む。ペリーがエージェントだということはフィニアスやキャンディスをはじめ家族の誰も知らず、普段は何もしないただのカモノハシだと思っている。

また、ほとんどのエピソードでミュージカルシーンがあり、このアニメの特徴の一つとなっている。

幼少期からのひらめき 編集

ダン・ポベンマイヤーは、故郷のアラバマ州モービルに暮らしていたころ、母親に「夏休みだからと言って一日を無駄にしないように」と言われ、それがこの番組の根幹をなしている。言いつけを守るべく、ポベンマイヤーは庭に穴を掘ったり、ホームムービーを作ったりした。のちに彼は「母は、私に居間全体を黒い布で覆わせて、宇宙空間を演出させてくれました。それから私は小さな宇宙船の模型をつるして、スーパー8ミリで短編映画の撮影を行ったわけです。」と振り返っている。また、彼は芸術の分野に才能があり、緻密な画風の作品が多かった。一方、マーシュは大きな混合家族の中で育った。

ポベンマイヤー同様、マーシュもまた、冒険に出かけたり、いつもとは違ったことをして夏休みを楽しく過ごしてきた。

コンセプトが出来上がるまで 編集

南カリフォルニア大学在学中、ポベンマイヤーは日刊の新聞漫画『Life Is a Fish』の連載を始め、その関連グッズから金を得ていた。最終的に大学を中退したポベンマイヤーは、街角で人々を描いて生計を立てていたところ、コメディアンのトミー・チョンに見出され、彼の主演映画『ファーアウトマンだ!』のアニメーションパートをささやかながらも手掛けた。その後、プロのアニメーターとして生計を立てはじめたポベンマイヤーは『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』といったテレビアニメの仕事に参加した。一方マーシュはコンピュータ会社の営業・マーケティング部門の副部長を務めていたが、精神的な問題を抱え、辞職することになった。彼の友人たちは彼の作品集の制作を手伝い、アニメ業界に入るきっかけを作り出した。

ポベンマイヤーとマーシュは『ザ・シンプソンズ』のレイアウト担当として初めて一緒に仕事をした。二人はたがいのユーモアや音楽の趣味に共感し、すぐに意気投合した。その後自身初のオリジナル作品である、ニコロデオンのテレビアニメ『ロッコーのモダンライフ』で二人は脚本家チームの一員として参加した。カリフォルニア州サウス・パサデナのワイルド・タイムレストランで夕食を食べていた時、ポベンマイヤーはブッチャーペーパーに三角形の頭をした子供の絵をさっと描いた。それから、彼はそれをちぎり取ると、マーシュに電話をし新しい番組を作らないかと持ちかけた。

その落書きは、すぐさまキャラクターやデザインへと発展していった。 ポベンマイヤーは、「世界中の誰より道具をたくさん持っていた」彼の友人の名をとり、そのフィニアスに似た落書きをファーブと名付けた。製作者コンビはこのアニメの幾何学的なキャラクターデザインは『ルーニー・テューンズ』のアニメーター「テックス・エイブリー」へのオマージュであると語っている。

採用へ 編集

番組の企画が通らなかった二人は、『ロッコーのモダンライフ』以降別々の道を歩んだ。マーシュはロンドンに移り、『ポストマン・パット』や『Bounty Hamster』に携わった。一方ポベンマイヤーはフォックス放送で『ファミリー・ガイ』に携わる一方、『フィニアスとファーブ』の元となる作品の企画をカートゥーン ネットワークやFox Kidsなどに送っていたが、企画の根幹部分が複雑すぎて視聴者受けしないとみなされ、採用されなかった。

ポベンマイヤーはあきらめず、ニコロデオンにも企画を送り、レベルの高い重役たちに見てもらったが、同じく複雑すぎるとのことで不採用となった。16年間あきらめずに企画を送り続けたところ、最終的にディズニーで採用された。当初ディズニーはその企画を採用しなかったが、その企画を取っておいてくれた。ポベンマイヤーはこれで交渉が終わったと考え、とっておいてくれると答えたということはくずかご行きになったことを意味すると考えていた。それゆえディズニーがその規格を採用してくれたことに対して、ポベンマイヤーは驚きを隠せなかった。ポベンマイヤーは「最初ディズニーは11分の番組を作るよう私に頼み、それからパイロット版でその頼みをかなえると、26話分作れるかどうかと尋ねられた」と話している。

また、ポベンマイヤーは低俗なユーモアを扱う大人向け番組『ファミリー・ガイ』に携わっていたことで、ファミリー向けチャンネルであるディズニーに採用してもらえなくなるのではないかと心配していたが、ディズニーチャンネルのオリジナルシリーズ部門副部長であるアダム・ボネットが『ファミリー・ガイ』のファンであり、ポベンマイヤーとのつながりを理解していたため、ポベンマイヤーの企画が通る一因となった。

2006年、企画が通った後、ポベンマイヤーとマーシュはディズニーの海外事業部の重役たちを相手に交渉をした。この際、二人は通常の脚本を用いる代わりに、ストーリーボードを書き上げ、それを動かしたうえでキャラクターを演じた。それから、ポベンマイヤーが効果音のついたアニメーションに声を当て、この画期的なアプローチにより、重役たちも彼らを支援しようと思えるようになった。

製作 編集

脚本 編集

この番組には4人のメインライターがおり、彼等は「フィニアスとファーブの計画の内容が魔法じみてはならない」といった厳しいガイドラインに従ってストーリーのアイデアを提供している。

ストーリーは毎週月曜日に行われる打ち合わせでチェックされ、そのあと脚本とストーリーボードがそれぞれ同時にチェックされる。すごく大まかなデザインがつくられた後、会話やシーンなどについて細かく書かれたストーリーボードが出来上がり、脚本家たちは全スタッフの前でストーリーボードの内容を実演し、彼らの反応を基に内容を修正していき、このときキャラクターの会話に含まれるギャグなども加えられていく。

出来上がった回は、いずれも11分の話が2つ入ったかたちになる。

アニメーション制作 編集

この番組は、ラフ・ドラフト・スタジオ(韓国)、ワン・フィルム・プロダクション(台湾)、シナジー・アニメーションと鴻鷹アニメーション(いずれも上海)によって、ソフトウェアToon Boom Animationをもちいたアニメーションが製作されている。ポベンマイヤーと、ザック・モンクリーフとジョン・ヒューズの3人とともに、アニメーションについての大まかな指示を出している。キャラクターの容姿や小道具・背景が幾何学的に描かれているといった要素は、テックス・エイヴリーのやり方を採用したものである。このことについて、ポベンマイヤーは「この番組には、エイヴリーの(後期の)作品にみられる生き生きとした描き方を少々参考にしています。」と話している。なお、作中には毎回木や建物といった背景にイースター・エッグとして、三角形が紛れ込んでいる。

このアニメの重要な要素として、明るい色遣いが挙げられる。このことについて、マーシュは「色々考えましたが、結局はキャンディにたどり着きます。この番組をうまく作る秘訣として、キャラクターを明るく色鮮やかに描き、草原の柔らかな緑色や柵の木の色合いといった背景をよりリアルに描くということが挙げられます。物語にでてくるすべてのもののためにも、彼等の世界というのは現実に根差すべきなのです。」と話しているキャラクターデザイナーは子供でも描けるようシンプルなキャラクターデザインにするよう努めた。また、マット・グレイニングが示した鉄則「キャラクターはシルエットだけでも見分けがつくようにすること」に従い、キャラクターは遠くからでも見分けがつきやすいようにしたと、スタッフは話している。

キャスティング 編集

フィニアス役にはヴィンセント・マーテラが、ファーブ役にはトーマス・サングスターが採用された。ファーブ役のサングスターは、イギリスに7年間住んでいた経験があり、彼にとってその地は愛着のあるものとなっている。

二人の姉であるキャンディス役にはアシュレイ・ティスデイルが採用され、二人に協力的なところのあるいじめっ子のビューフォード役にはボビー・ゲイラーが選ばれ、ビューフォードに虐められつつも仲良くしている天才少年バルジート役にはモーリク・パンチョリーが採用された。カモノハシペリーの役にはディー・ブラッドリー・ベイカーが、フィニアスとキャンディスの母であるリンダ役にはキャロライン・レア、フィニアスとファーブを尊敬するあまりファンサイトまで作ってしまった男アービング役にはジャック・マクブレイヤーが、キャンディスの親友であるステイシー役にはケリー・ヒューがそれぞれ選ばれた。また、製作者であるダン・ポベンマイヤーはドゥーフェンシュマーツ博士の役で、ジェフ・“スワンピー”・マーシュはモノグラム少佐の役で出演している。

このほかにも、ドゥーフェンシュマーツの娘ヴァネッサ役にはオリヴィア・オルソンが、モノグラム少佐の助手であるカール役にはタイラー・アレクサンダー・マンが選ばれた。フィニアスに片思いをする少女イザベラ 役にはアリソン・ストーナーが、イザベラ率いるファイヤーサイド・ガールズのメンバーの一人アディソン・スウィートウォーター役にはマディソン・ペティスが選ばれた。

キャスト編成は責任を持って行われており、 ヴィンセント・マーテラや、キャンディスのボーイフレンドジェレミー役のミッチェル・ムッソはこの番組のターゲットとなる若年層への人気があるとみなされ、大役を任せた。

ポベンマイヤーとマーシュは、本当に一緒に仕事をしたいと感じた人物をゲストとして採用した。二人はゲストに「あなたが来ると、本当に番組が面白くなる」と言って、出演を頼み込んだ。

この番組には、 ティナ・フェイセス・マクファーレンデイヴィッド・ミッチェルダミアン・ルイスといったテレビスター、、 ケヴィン・スミスクロリス・リーチマンベン・スティラーといった映画スター、ボクシング選手の イベンダー・ホリフィールドクレイ・エイケンケリー・クラークソンジャレット・リディックチャカ・カーンといった歌手など、多くの分野の著名人がゲスト出演した。

ファーブの実父であるローレンス役に『ロッキー・ホラー・ショー』の脚本家リチャード・オブライエンが出演しているが、ポベンマイヤーとマーシュはティム・カリーバリー・ボストウィックといった他のキャストにも出演のオファーをした。なお、オブライエン演じるローレンス役はだんだん出番が増えてきており、登場話数がシーズン中半数ほどを占めるようになった。

登場人物 編集

詳細は「フィニアスとファーブのキャラクター」を参照

ダンヴィル編集

英名は「Danvile」。3つの州のジェファーソン郡に所属する。

市長はロジャー・ドゥーフェンシュマーツ。
フィニアスとファーブ達が住む町。3つの州の中心地であり、レースコースや博物館があり、近隣には海、ラシュモア山、森などがある。人口は241,000人。
ダンヴィルは制作者ダン・ポベンマイヤーの名前から、ジェファーソン郡は製作者ジェフ・“スワンピー”・マーシュの名前から。
フリン・フレッチャー家
フィニアスとファーブが住む家。裏庭がかなり広く、ビーチやラブ・ハンドルのコンサートをしたことがある。ペリーの地下司令室への通路も隠されている。
O.W.C.A(Organization Without a Cool Acronym)
悪のドゥーフェンシュマーツ社(Doofenshmirtz Evil Incorporated)
博士は38階あるマンションの屋上のペントハウスに住んでいる。灯台に間違われることも。
ショッピングモール
タウンホール
スマイルアウェイ少年院(Smile Away Reformatory School)
第16話でフィニアスとファーブが収容された少年院。
ドゥルースルスティン(Drusselstein)
ドゥーフェンシュマーツ博士の生まれ故郷ギンメルシュトゥンプ(Gimmelschtump)がある。

エピソード 編集

詳細は「フィニアスとファーブのエピソード一覧」を参照

※米ディズニー・チャンネルの日程

シーズンエピソード数初回放送日最終放送日
1 26 2007年8月17日 2009年3月20日
2 39 2009年3月27日 2011年2月11日
3 35 2011年3月4日 2012年11月30日
4 40 2012年12月7日 2015年6月12日

挿入歌編集

詳細は「フィニアスとファーブの挿入歌」を参照

評価 編集

批評 編集

この番組はおおむね好意的に受け入れられており、ジェイク・ギレンホール、ボブ・ユーバンクス、ベン・スティラー、チャカ・カーン、ジェフ・サリバン、アンソニー・ラパーリアらこの番組のファンだと公言している大人の著名人もいる。

ニューヨーク・タイムズは、「この番組はスパイもののストーリーが並行する、マジックリアリズムに満ちた『ファミリー・ガイ』である。ポップカルチャーへのパロディーはあちこちにあるが、安っぽくならずにうまい具合にそれらが組み込んである」と評している。

USAトゥデイのホイットニー・マシソンは、自身のブログ“Pop Candy”において、「この番組は子供向け番組において大きな業績であり、アニメ版Parker Lewis Can't Loseと言っても過言ではない。」と評価している。

コモン・センス・メディアのエミリー・アシュビーは、この番組のユーモアとストーリーを評価し、5つ星満点中3つ星をつけた。 シアトル・タイムズは番組のストーリーについて高く評価し、主人公二人を若きヒーローと評した。

バラエティは、この番組を「おふざけと賢明さが同居した番組」と評し、どの年齢層でも楽しめると評していた。同じような評価はこの番組の大人のファンを増やすのに一役買っている。たとえば、エラスティック・ポップスのレベッカ・ライトは、「大人だけど、私はこのアニメのDVDを見て楽しみました。これは家族みんなで楽しめる作品だと私は思います。」とDVD第1巻を評しており、この番組はThe Adventures of Rocky and Bullwinkleのシニカルなユーモアに通ずるところがあるとしている。

WIREDのマット・ブルームは、「この番組を見る子供たちの反応を見守るのも楽しいけど、ほんとは子供たちと一緒に楽しみたいくらいです。」と評している。

この番組に対する否定的な評価の多くはオリジナリティの欠如を指摘している。トゥーン・ゾーンのマキシー・ゼウスは、「この番組はオリジナルティが欠けており、元ネタとなった作品の良いところが削げ落ちているのが明らかだ。」とし、一部のセリフや“お約束”が他作品からの引用であるとすら感じていると評している。

Sun Coast Todayのケビン・マクドノーは、この番組の複雑なプロット、目まぐるしいアクション、何でもやってのけてしまうキャラクターの行動について批判し「この番組は子どもたちを楽しませないのかティーンエイジャーっぽいおふざけを愛する大人のスタッフたちを楽しませたいのかはっきりしない。」と話している。

ハリウッド・レポーターのマリリン・モスは、「この番組は思慮が大きく欠けているが、すべての年代の子供たちにとってはその中にユーモアを見出すかもしれない」とし、プロットの冗長さを批判しつつも、番組中の音楽とゲストキャラクターの登場に関しては評価した。

放送局 編集

一部が未放送となったり、順番を入れ替えて放送されることがある。

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