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ファインディング・ドリー』(原題:Finding Dory)は、ピクサーによる2016年公開予定のアメリカのアニメーション映画である。2003年に公開された「ファインディング・ニモ」の続編であり、同作を手掛けたアンドリュー・スタントンが監督を務める。

ファインディング・ニモに登場したドリーを主人公に、ニモ、マリーン、ミスター・レイ、クラッシュ、スクイークといった前作のキャラクターも登場する。

東京海洋大学名誉博士を務めるタレントのさかなクンが海洋生物監修として作品に参加。また、日本語吹き替え版に"大きな魚"役で声優としても登場している。

ドリーがただひとつ“忘れられなかった思い出”を探して冒険するという今回のストーリーにちなみ、エンドソングにはジャズの名曲「アンフォゲッタブル」が選ばれ、「シャンデリア」などで知られる世界的歌姫のシーアが歌う。これは、シーアの大ファンというアンドリュー・スタントン監督の熱烈オファーにより実現した。それに伴い、キャラクターと実在の人物をミックスさせた"シーア風ドリー"という特別なビジュアルも制作された。

2016年6月17日にアメリカで公開。日本では、2016年7月16日に劇場公開予定。

ストーリー 編集

舞台は前作の6か月後。ある日、ドリーは突然自分が子供だった頃のことを思い出した。「カリフォルニア、モントレーの宝石」のこと、ニモマーリンの共に家族を探しに出たこと...。

そしてドリーは海洋生物協会に到着したドリーはタコのハンク、マッコウクジラのベイリー、そしてジンベイザメのデスティニーに導かれ、旅をする。

キャッチコピー 編集

ドリーの秘密は、《人間の世界》に隠されていた。(ポスター・予告編)

【会いたい気持ち】が奇跡を起こす‼︎(MovieNEX)

登場キャラクター 編集

主要キャラ 編集

ドリー(Dory)
ナンヨウハギの雌。この物語の主人公。
能天気な性格と重度の健忘症持ちでトラブルメーカーであるが、人間の言葉を理解出来るほど知能が高くクジラ語も理解できる。今回は彼女が生き別れた両親と再会を果たすために再び冒険に出る。今作で彼女が人間の言葉が理解できる&クジラ語を話せるようになったきっかけも明かされる。
幼いころは目が大きいことが特徴で特技は歌を歌うこととされている。
普段はマーリン親子の隣近所に住んでいる。前作ではマーリンのことを名前で呼んでいなかったが、今作では呼ぶようになっている。また、前作ではニモの名前を間違うことも多かったが、今作ではちゃんと「ニモ」と呼んでいる。
マーリン(Marlin)
カクレクマノミの雄。前作の冒険以降、無茶なことは極力避けるようになり、当初はドリーの両親を探す旅にも消極的だった。彼自身もかなりのトラブルメーカーで、他人の話をまともに聞こうとしないため、余計な事態を招いてしまう事が多い。
ニモ(Nemo)
マーリンの息子で、人間で言うと7歳くらい[注 1]。生まれつき片方のヒレが小さいせいで上手く泳げないが、前作ではマーリンとニモは「幸運のヒレ」と呼んでいた。
ドリーの一番の理解者で、彼女が何かすぐに忘れても欠かさずフォローしている。今作ではドリーの両親を探す冒険に積極的に協力している。少々ヒステリック気味の父親を優しく論ずる場面もある。

海洋研究所の住人達 編集

ハンク(Hank)
ミズダコの雄。本来8本あるはずの脚が7本しかない[注 2]
研究所にて保護されたドリーと出会い、目的の場所についたらドリーにつけられたクリーブランド行きのタグを貰うという条件で両親の捜索を手伝わされる羽目になる。
周りの環境に合わせて体の色を変えるという能力を持っている。
また、初期設定ではホットソースが大好物で、これを元にした未公開エピソードもあったが、結局はカットされた。
デスティニー(Destiny)
ジンベエザメの雌。水族館の水槽に住んでいる。
近視を患っており、よく水槽の壁にぶつかっている。ドリーに会った際に、「私のこと覚えてる?」と声をかける。
ベイリー(Baily)
マッコウクジラの雄。デスティニーの隣の水槽に住んでいる。
頭をぶつけた影響で“世界最高のメガネ”と呼ばれるエコロケーションが使えなくなったと思い込んでいる。
真っ白な身体と大きな頭がトレードマーク。
チャーリー&ジェニー(Charlie & Jenny)
ナンヨウハギの夫婦。ドリーの両親である。愛する一人娘を優しく育てるもはぐれてしまい、その後ドリーの帰りを待ち、貝殻を並べ続ける。
フルーク&ラダー
岩の上で昼寝をするのが大好きなアシカのコンビ。大きくて黒い方がフルークで小さくて茶色い方がラダー。ジェラルドが岩の上に乗ろうとするたびに追い払う。
ジェラルド
太い繋がり眉毛が特徴のアシカ。よくフルーク&ラダーが昼寝している岩の上に乗ろうとしては追い払われる。前作に登場した、ペリカンのジェラルドと名前が同じだが全くの無関係。
ベッキー

フルーク&ラダーの相棒のアビ。普段から何も考えていないので、肝心なところで役に立たない。マーリンとポップコーンが大好き。

八代亜紀

海洋生物研究所の館内放送担当。声のみの登場で姿は確認できない。ピクサー映画史上初のカメオ出演。オリジナル版では、シガニー・ウィーバーが務める。

用語 編集

海洋生物研究所 編集

”カリフォルニア・モロベイの宝石”と呼ばれる魚の病院。治した魚は海に帰すか、クリーヴランドの水族館に送っている。

オープンオーシャン 編集

海洋生物研究所にある大きな水槽。ドリーの故郷でもある。

隔離所 編集

海洋生物研究所の病気の魚が連れて行かれる場所。薄暗く、魚を入れたタンクが多数ある。

キャスト 編集

キャラクター名 英語版 日本語吹替 備考
ドリー エレン・デジェネレス 室井滋

[1]

ナンヨウハギ
ドリー(幼少期) スローン・ミュレー 青山らら クレジット名は「ベビー・ドリー」[2]
ドリー(10歳頃) ルシア・ゲッディス 野呂真愛 クレジット名は「10歳前後のドリー」
マーリン アルバート・ブルックス 木梨憲武

[1]

カクレクマノミ
ニモ ヘイデン・ローレンス[注 3] 宮谷恵太

[注 4]

カクレクマノミ(マーリンの息子)[2]
ハンク エド・オニール 上川隆也

[3]

ミズダコ
デスティニー ケイトリン・オルソン 中村アン

[3]

ジンベエザエ
ベイリー タイ・バーレル 鈴村健一 マッコウクジラ
チャーリー ユージン・レヴィ 牛山茂 ナンヨウハギ(ドリーの父)
ジェニー ダイアン・キートン 高島雅羅 ナンヨウハギ(ドリーの母)
フルーク イドリス・エルバ 玄田哲章 カリフォルニアアシカ
ラダー ドミニク・ウェスト 山田康雄 カリフォルニアアシカ
ジェラルド ジョン・カーサー 赤井田良彦 カリフォルニアアシカ
シガニー・ウィーバー シガニー・ウィーバー

[4]

テンプレート:N/A 館内放送
八代亜紀 テンプレート:N/A 八代亜紀

[5]

館内放送
エイ先生 ボブ・ピーターソン 赤坂泰彦 マダラトビエイ
クラッシュ アンドリュー・スタントン 小山力也 アオウミガメ
スクイーク ダコタ・ファニング 新堂結菜 アオウミガメ(クラッシュの娘)
エース ベネット・ダンマン 大河原爽介 アオウミガメ(クラッシュの息子)
ベッキー ボブ・ピーターソン 多田野曜平 アビ
ブルース バリー・ハンフリーズ 郷里大輔 ホオジロザメ
チャム ブルース・スペンス 二又一成 アオザメ
アンカー エリック・バナ 石住昭彦 ヒラシュモクザメ
クラーケン ジェームズ・ウッズ 屋良有作 ダイオウイカ
ビル ジョン・ラッツェンバーガー 立木文彦 雄のヤシガニ
マッチ ローラ・サン・ジャコモ かないみか 雌のヤシガニ
スタン ビル・ヘイダー 西村太佑 ケルプバス
スタンの妻 ケイト・マッキンノン 名越志保 ケルプバス
おしゃべりシャコガイ アンドリュー・スタントン 古今亭菊之丞 シャコガイ
マンボウのチャーリー アンガス・マクレーン 柴田将平 マンボウ
カール アレクサンダー・グールド 菊地慶 トラック運転手
チキンフィッシュ ケイトリン・リングゴールド 京井幸 エイ先生の生徒
マンボウ さかなクン マンボウ
ギル ウィレム・デフォー 山路和弘 ツノダシ(タンク・ギャング、以下同じ)
ガーグル オースティン・ペンドルトン 津田寛治 ロイヤル・グランマ
デブ/フロー ヴィッキー・ルイス 合田絵利 ヨスジリュウキュウスズメダイ
ピーチ アリソン・ジャニー 定岡小百合 ヒトデ
バブルス スティーヴン・ルート 清水明彦 キイロハギ
ブロート ブラッド・ギャレット 乃村健次 ハリセンボン
ジャック ジェローム・ランフト[注 5] 斎藤志郎 アカシマシラヒゲエビ

スタッフ 編集

日本語吹替え版スタッフ 編集

  • 翻訳:佐藤恵子
  • 翻訳監修:ジェームズ・ハバート
  • 演出:木村絵里子
  • 海洋生物監修:さかなクン
  • 音楽演出:市之瀬洋一
  • 日本語版制作:東北新社

製作 編集

海洋生物研究所でアナウンス役は、劇中でアフレコする本人の名前をそれぞれ名乗っており、各国の著名人が同役を務める[4][5]

ドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ』を見たピクサーの重役は、本作の設定を変更すると決定した。この決定は、『ブラックフィッシュ』の中で「知的な巨大生物を水槽に監禁しておくことが問題」とシーワールドに対して批判がなされていたことを踏まえたものである。本作では、シーワールドに似た海洋レジャー・センターは、当初の設定より自由度の高い施設へと変更されている[6]

公開・興行成績 編集

北米 編集

2016年6月17日、北米4305館で公開が開始された[7]。公開3日間(6月17~20日)で興収1億3620万ドルを突破した。アニメ映画としては、『シュレック3』の1億2160万ドルを抜き、史上最高のオープニング成績となった(実写映画を含めると18位)[7]

9月2日時点で、北米における興行収入は4億7976万5302ドルとなっており、これは同作品の全世界興行収入の51.5%を占める[8]

最終的に、4億8629万4950ドルという驚異的な興収を記録し、アニメ映画史上最もヒットした作品となった。

日本 編集

2016年7月16日、全国360館511スクリーンで公開が開始された[9][10]。字幕版は2Dのみ、日本語吹替版は2Dおよび3Dでの上映となった。公開初週の全国週末興行成績(7月16~17日)は、動員57万1000人、興収7億4556万円で首位に立った。また、7月16~18日の連休3日間では、動員92万1766人、興収11億7418万4200円を記録した[9][10]

公開2週目以降も、2位(7月23~24日)[11]→2位(7月30~31日)[12]→2位(8月6~7日)[13]→3位(8月13~14日)[14]→5位(8月20~21日)[15]→6位(8月27~28日)[16]と、夏休みに合わせて多数の映画が公開される中でも堅調な興行成績を維持し、10位以内にとどまり続けている。

公開4週目で興行収入40億円、累計動員350万人突破[17]。公開6週目には、興行収入は60億円を突破して動員数も500万人に迫った(8月21日時点で動員496万1653人、興行収入60億4405万2900円)[18]

最終的に興収は68.1億円に及び、2016年夏映画、『シン・ゴジラ』に次ぐ2番目のヒットとなった。

受賞 編集

映画賞 結果
2016 Hollywood Music in Media Awards[19][20] 最優秀オリジナル脚本賞(アニメ作品) テンプレート:Nom
Teen Choice Awards [21] おすすめの夏の映画 テンプレート:Won
おすすめの夏の映画スター(女性部門) テンプレート:Won
2017 第44回アニー賞[22] 作品賞 テンプレート:Pending

脚注 編集

注釈 編集

  1. 今作は前作から一年経っているという設定。
  2. 水族館にいたころ、子供によって脚を一本引きちぎられるという事故によって7本になってしまった。
  3. 前作ではアレクサンダー・グールドが担当。
  4. 前作では宮谷恵多が担当。
  5. 前作で声優を担当していたジョー・ランフトが2005年に自動車事故で死去しているため、今作では彼の兄弟であるジェロームが担当している

出典 編集

  1. 1.0 1.1 『ファインディング・ニモ』続編、木梨憲武がニモの父役を続投!”. シネマトゥデイ (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Accessdate
  2. 2.0 2.1 テンプレート:Link. 映画.com. (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Citation/showdate時点によるアーカイブ。. テンプレート:Citation error. http://eiga.com/news/20160801/13/ テンプレート:Accessdate 
  3. 3.0 3.1 テンプレート:Link. 映画ナタリー. (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Citation/showdate時点によるアーカイブ。. テンプレート:Citation error. http://natalie.mu/eiga/news/187676 テンプレート:Accessdate 
  4. 4.0 4.1 テンプレート:Link. ORICON STYLE. (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Citation/showdate時点によるアーカイブ。. テンプレート:Citation error. http://www.oricon.co.jp/news/2073236/full/ テンプレート:Accessdate 
  5. 5.0 5.1 テンプレート:Link. 映画ナタリー. (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Citation/showdate時点によるアーカイブ。. テンプレート:Citation error. http://natalie.mu/eiga/news/193309 テンプレート:Accessdate 
  6. 「ファインディング・ドリー」のエンディング変更 シャチのドキュメンタリー映画の影響”. 映画.com (テンプレート:Citation/showdate).テンプレート:Cite web/errorテンプレート:Citation/showdateError
  7. 7.0 7.1 テンプレート:Link. 映画.com速報. (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Citation/showdate時点によるアーカイブ。. テンプレート:Citation error. http://eiga.com/news/20160620/21/ テンプレート:Accessdate 
  8. Finding Dory (2016)”. Box Office Mojo. テンプレート:Accessdate
  9. 9.0 9.1 テンプレート:Link. 映画.com速報. (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Citation/showdate時点によるアーカイブ。. テンプレート:Citation error. http://eiga.com/news/20160719/22/ テンプレート:Accessdate 
  10. 10.0 10.1 国内映画ランキング : 2016年7月19日発表(毎週火曜更新)”. 映画.com (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Accessdate
  11. 国内映画ランキング : 2016年7月25日発表(毎週火曜更新)”. 映画.com (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Accessdate
  12. 国内映画ランキング : 2016年8月1日発表(毎週火曜更新)”. 映画.com (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Accessdate
  13. 国内映画ランキング : 2016年8月8日発表(毎週火曜更新)”. 映画.com (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Accessdate
  14. 国内映画ランキング : 2016年8月15日発表(毎週火曜更新)”. 映画.com (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Accessdate
  15. 国内映画ランキング : 2016年8月22日発表(毎週火曜更新)”. 映画.com (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Accessdate
  16. 国内映画ランキング : 2016年8月29日発表(毎週火曜更新)”. 映画.com (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Accessdate
  17. テンプレート:Link. シネマトゥデイ. (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Citation/showdate時点によるアーカイブ。. テンプレート:Citation error. http://www.cinematoday.jp/page/N0085300 テンプレート:Accessdate 
  18. テンプレート:Link. シネマカフェ. (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Citation/showdate時点によるアーカイブ。. テンプレート:Citation error. http://www.cinemacafe.net/article/2016/08/22/42863.html テンプレート:Accessdate 
  19. Justin Timberlake & Alexandre Desplat Among Winners At Hollywood Music In Media Awards”.テンプレート:Cite web/errorテンプレート:Citation/showdateError
  20. McNary, Dave (テンプレート:Citation/showdate). “‘La La Land’ Scores Three Hollywood Music in Media Nominations”. Variety. テンプレート:Accessdate
  21. Vulpo, Mike (テンプレート:Citation/showdate). “Teen Choice Awards 2016 Nominations Announced: See the "First Wave" of Potential Winners”. E!. テンプレート:Citation/showdate時点のオリジナルよりアーカイブ。テンプレート:Accessdate
  22. テンプレート:Link. シネマトゥデイ. (テンプレート:Citation/showdate). テンプレート:Citation/showdate時点によるアーカイブ。. テンプレート:Citation error. http://www.cinematoday.jp/page/N0087873 テンプレート:Accessdate 

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