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ルーカスフィルム(Lucasfilm Ltd., LLC)はアメリカの映画およびテレビ制作企業である。カリフォルニア州サンフランシスコのレターマン・デジタル・アーツ・センターに拠点を置く。『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』シリーズの制作に加え、映画製作における特殊効果、音響、コンピューター・アニメーション技術開発の旗手として知られる。ルーカスフィルムは1971年に映画監督のジョージ・ルーカスによってカリフォルニア州サン・ラファエルで設立され、2005年にほとんどの事業がサンフランシスコに移された。2012年、ルーカスフィルムは40.6億ドルでウォルト・ディズニー・カンパニーに買収された。

歴史[]

独立時代[]

ルーカスフィルムは映画監督のジョージ・ルーカスによって1971年に設立され、1977年9月12日にルーカスフィルムLtd. として法人化した。

2005年7月8日、ルーカスフィルムのマーケティング、オンライン、ライセンス部門はサンフランシスコのプレシディオに新設されたレターマン・デジタル・アーツ・センターに移動した。同じくルーカスが設立したインダストリアル・ライト&マジックもこの施設を拠点にしている。ルーカスフィルムはカリフォルニア州マリン・カウンティにあるスカイウォーカー・ランチの拡大を計画していたが、近隣住民の反対に合って2012年に計画を棚上げした。ルーカスフィルムの部所のうちいまだスカイウォーカー・ランチを拠点にしているのはスカイウォーカー・サウンドだけである。

2012年1月、ルーカスは規模の大きい大作映画の制作から引退し、より小規模で予算的に独立した長編に専念すると宣言した。

2012年6月、『インディ・ジョーンズ』シリーズのプロデューサーとして長年スティーヴン・スピルパーグと共同で映画を制作してきたキャスリーン・ケネディがルーカスフィルムの共同経営者に指名されたことが発表された。ルーカスも少なくとも1年は最高経営責任者に留まり、それ以降はケネディが単独の経営者になると報じられた。実際にケネディは2013年6月に単独経営者となる。

2012年9月5日、20年にわたってルーカスフィルムの社長やCOOを務めたミシュリーヌ・チャウが自身の引退を発表した。彼女が会社を去ったことにより、ルーカスフィルム各部門の上級幹部はキャスリーン・ケネディの直接の部下となった。チャウはアニメのスピンオフやライセンス事業によってルーカスフィルムやスター・ウォーズのブランド力を守り抜いた功績を高く評価されている。

ディズニーの子会社[]

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ディズニーとの契約

アトラクション「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のオープンに伴い、ジョージ・ルーカスがウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOボブ・アイガーと会談した後、2011年5月にディズニーとルーカスフィルムの配給契約に関する話し合いが公式にスタートした。引退を考えていたルーカスは、会社やスター・ウォーズ フランチャイズの売却を計画しているとアイガーに明かした。2012年10月30日、ディズニーはルーカスフィルムを40.5億ドル(約半分を現金で、もう半分をディズニーの株式)で買収すると発表した。ルーカスフィルムはこれまでにも世界各地のウォルト・ディズニー・パーク&リゾートで『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』のアトラクションを作るにあたりウォルト・ディズニー・イマジニアリング部門と業務提携していた。

ルーカスフィルムの共同経営者キャスリーン・ケネディはルーカスフィルムの社長となり、ウォルト・ディズニー・スタジオアラン・ホーン会長の下についた。ケネディはスター・ウォーズのブランド・マネージャーも務め、世界的なフランチャイズの価値を構築・拡大するためディズニーと連携体制を取った。また彼女はスター・ウォーズの新作長編映画のプロデューサーとなり、ジョージ・ルーカスはクリエイティヴ・コンサルタントを務めると発表された。ルーカスフィルムは続三部作の第1作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が2015年に公開されると発表した。

ディズニーは契約によって『スター・ウォーズ』および『インディ・ジョーンズ』の権利、ルーカスフィルムの実写映画制作事業、関連製品、ビデオゲーム、アニメ、視覚効果、音声ポストプロダクションを獲得する。ディズニーはまたルーカスフィルムのエンターテイメント技術のポートフィリオも手に入れた。その意図は、ルーカスフィルムの従業員を現在の現場に留めることだった。権利移行後のスター・ウォーズ マーチャンダイジングは会計年度で2014年からスタートし、TVアニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』が始まった。ディズニー/ピクサー作品と同じく、権利移行後もルーカスフィルムの作品はディズニーとの共同商標となった。ディズニーとルーカスフィルムの合併は2012年12月4日に連邦取引委員会の承認を得、独占禁止法に抵触することなく契約が実現した。2012年12月18日、ルーカスフィルムLtd. はルーカスフィルムLtd. LLC として再編され、同12月21日に契約成立が発表、ルーカスフィルムはディズニーの完全子会社となった。

ボブ・アイガーはスター・ウォーズの続3部作が公開される6年のあいだに、ローレンス・カスダンやサイモン・キンバーグらと共同でスター・ウォーズの独立したスピンオフ映画を作り、順次公開していくことを発表した。

2013年4月、ルーカスアーツ部門の開発チームが解体され、スタッフのほとんどが解雇された。しかしルーカスアーツ自体は10人足らずの基幹スタッフで継続し、テレビゲームのライセンサーとしての機能を保った。2013年5月6日、ディズニーはゲームの中心市場向けにスター・ウォーズ作品を売り出すためエレクトロニック・アーツと独占契約を結んだと発表した。ルーカスアーツはライセンスとしての役割に留まり、マイナー市場向けのスター・ウォーズ ゲーム開発はディズニー・インタラクティブ・スタジオが担うことになった。

スター・ウォーズ映画の最初の6作品の配給元である20世紀フォックスは新旧3部作の物流権を保持し、1977年の第1作に関しては恒久的な全面頒布権を所有、エピソード1~3、5、6については2020年5月まで劇場およびホームビデオの頒布権を有している。ルーカスフィルムは第1作を除く全スター・ウォーズ映画のテレビおよびデジタル頒布権を保持している。2013年12月、ウォルト・ディズニー・スタジオはインディ・ジョーンズの新作映画の頒布権および販売権をパラマウント映画から購入したが、パラマウントは過去4作の頒布権を保持し、今後の新作から“財政的配当”を受け取ることになっている。

2014年1月3日、ルーカスフィルムはダークホース・コミックスが所有しているスター・ウォーズ コミック作品のライセンスが2015年に切れ、ディズニーの子会社であるマーベル・コミックスに移ることを発表した。2014年4月24日、ルーカスフィルムはスピンオフ作品で展開されてきたスター・ウォーズの「拡張世界」はもはや正史ではなくなり、TVシリーズ『クローン・ウォーズ』と『反乱者たち』は正史として扱われ、今後のスター・ウォーズ プロジェクトは新しいストーリー・グループの監修下で正史として続行していくと発表した。以降、拡張世界の作品には「スター・ウォーズ レジェンズ」というブランドが使われることになった。

ギャラリー[]

外部リンク[]


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テンプレート - 編集
Walt Disney Studios utilized logo
制作
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズマーベル・スタジオルーカスフィルムディズニーネイチャー
[アニメーション]:ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ (ディズニートゥーン・スタジオ) • ピクサー
配給
ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズタッチストーン・ピクチャーズウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント
ディズニー・ミュージック・グループ
ウォルト・ディズニー・レコードハリウッド・レコード
ディズニー・シアトリカル・グループ
ディズニー・オン・アイスディズニー・シアトリカル・プロダクションズ
関連人物
ボブ・アイガージョン・ラセターエド・キャットマルケヴィン・ファイギキャスリーン・ケネディ
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